世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


グリンドレイズセレクション クライゲラキ 20062006    64.1%

  • 蒸溜所名: クライゲラキ蒸溜所
  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: スコットランド・グリンドレイズ
  • 価格帯: 71-120
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:141号

ローラ・フォスターSCORE7.1

香り
焼け付くような感触。水を入れて、ようやく鼻を近づけることができる。消しゴム、レモンの皮、海草。やや渋味を感じさせる匂い。
ゴムの風味は依然としてある。だが中核になっているのは甘味とスパイス。具体的にはバニラとシナモンの風味だ。酸味のあるコックス種のリンゴ。最後にナツメグ、シナモン、アニスの爆弾が落ちる。ビッグレッドのガム。
フィニッシュ
舌のしびれがおさまると、甘いシナモンをまぶしたような感触が残される。
コメント
チョークのような舌触りがあり、この舌触りと他のすべての風味がうまく組み合わさっている。

マーク・ニュートンSCORE6.8

香り
精麦した大麦の香りに支配されている。藁を収納した納屋を思わせる草のような匂い。ほとんどニューメイクのような感触。カシューナッツとアーモンドのナッツ香もあるが、やがて消え失せて野菜のような匂いになる。カスクの影響はまだほとんど見られない。
香りよりもフルーティな味。青リンゴと洋ナシが現れる。ややうんざりするようなタンニンを感じさせるクオリティ。スピリッツの舌触りはよい。酸味とドライな感触があり、グーズベリー、メロン、グレープフルーツのような風味も感じる。
フィニッシュ
マイルドなチリパウダー。やがてそれも消え失せて、最初から中核にあった草のような大麦の香りに戻る。最後はグレープフルーツ風味。
コメント
加水してもほとんど風味は開かず、刺激が消え去ることもない。カスクの影響がまだほとんど見られない。